十三トリスバー [十三・淡路(大阪)]
あっ
「トリスバー」だ
これが、あの有名な十三ドリスバーかぁ・・・
期せずして、十三トリスを見つけてしまいました
雰囲気に釣られて吸い込まれるように入っていくと、
あっ
あまりにも昭和な感じのためか、
他の派手なお店よりとても目立っている存在です
すぐ気がつきましたよ
出会えましたね
思い切って入ってみよう
「喜八洲総本舗の酒饅頭とみたらし」抱えながら、
とりあえずお店のドアを開けてみました
おぉ・・・賑わってる
写真は雑誌(大阪人2009年6月号)のものですが、ほんと活気がありました
裏寂れた感じなのでは・・・あっさりいい方に裏切られました
そもそも「トリスバー」は昭和30年前後に生まれ、
爆発的な人気を呼んだ庶民的なバーですね
ビールが主流になるとブームが去ったようですが・・・
わくわくしながら、とりあえず「トリスの水割り」
女性のバーテンダーがとても丁寧につくってくれます
おっ、(トリスなのに・・・笑?)うまい
昔は、ウイスキーをソーダで割ったハイボールが人気だったそうで(今と一緒やん)、
「トリスハイ」(大阪)と呼ばれていたそうです
ハイボール人気で、またトリスバー復活かも
トリスウイスキーです
「アンクルトリス」がいますね
今年の9月21日にはトリスウイスキーエクストラが発売されるようです
ほんまに、トリスバー復活したりして・・・
色々調べてみると、
トリスウイスキーって、
発売当初(大正時代)はウイスキーみたいな飲み物やったんやね・・・
(ウイスキーみたいな飲み物を葡萄酒の樽にほったらかしにして、たまたまできたものが起源?)
そんなもん、よく売ってたなぁ・・・
まぁ、昭和の時代を駆け抜けた安い割に美味しい国産ウイスキーですね
実際、イケてますよ
「枝付き干しブドウ」
これは、凄いこんなん他のお店にあります
おつまみが色々楽しいお店ですね
「ズッキーニの春巻き」
これは、かな~り美味しかった
実は、料理のバリエーションも結構あって、がっつり美味しく食べれますよ
わくわくしてはいるんだけども、
私自身は、トリスバーを全く実体験していない世代
でも、何故か知っているし、親しみを感じている・・・
それくらいインパクトがあるの何故なんでしょうねぇ
トリスバー人気の背景には、
「洋酒天国」という寿屋(現サントリー)PR雑誌の存在が大きかったらしい
「夜の岩波文庫とも言われる洋酒天国は、云々・・・(開高健・当時編集長)」
柳原良平さんデザインのアンクルトリスと開高健さんの絶妙な宣伝コピー
店内に、アンクルトリスのコースターコレクションが飾ってありました
「人間」らしくやりたいナ
トリスを飲んで「人間」らしくやりたいナ
「人間」なんだからナ
凄いです開高さん
アンクルトリスも渋くみえます
開高健さんお亡くなりになってとても寂しいです
トリスバーは「洋酒天国」が廃刊された1964年頃を境に街から消えていった・・・
ということですが・・・
この十三トリス、まだまだ健在です
美味しい「トリスの水割り」、ハイボールじゃなくて「トリスハイ」いかが
十三トリスに来れば、元気モリモリ、明日への活力がわいてきますよ
トリスバーへ行きましょう