関東煮の「たこ梅」 [難波(なんば)(大阪)]
鯨ネタが出たところで、今日は、「たこ梅」大阪日本橋本店です
ええ感じの店構えですね
創業弘化元年・・・さっぱりわからん
弘化元年は1844年・・・
えっな、な、なんと「初代ペンギンオオウミガラス」絶滅の年と一緒やん
すごーい偶然。ネタちゃいますよ
関東煮(かんとだき)のお店です
「関東煮」と「おでん」の違い!!
①まずは関西で「みそ田楽」
②続いて、江戸末期に醤油が発明され関東で「おでん」
③関西に伝わって「関東煮」
④江戸で「おでん」は廃れ、関西では昆布だしとか使って発展
⑤関東大震災で関西から来たボランティアが関東煮を関東に広める
⑥関東でも「おでん」が復活したが「関東煮風」となる。
つまり、まぁ結局「関東煮=おでん」ってことですね
味付け・ネタの違いはあるかな・・・これ決定盤
元々、「たこ梅」は「関東煮」と「たこ甘露煮」のお店
その「甘露煮」です
これとても美味しいです。とても柔らかく、リッチな味付けです
おでん・・・いや関東煮です
やっぱ、タマゴははずせませんね。大根もええ色してます
とにかく、どれもとてもよくしゅんでます(しゅんでる=味がよくしみこんでいる)
捕鯨禁止になったら、やっぱ食べられなくなるんかいな・・・
「わかめ」も美味しいので、写真のっけましたほんとイケてます
「たこ梅」で忘れてならないのは、この「錫器」(写真はピンぼけですが・・・)
錫(すず)でできたタンポとぐい呑これぞ、大阪の伝統工芸ですね
とてもええ感じです。ここは「生ひとつ!」じゃなくて
「熱燗ひとつ(2合)」
ひっくり返すと・・・「錫半」と刻印されています
錫半は、今の大阪中央区に1714年創業した錫器製造の老舗です
なんと(私にとっては)つい最近の1996年廃業となってしまいました
錫半の看板はおろされましたが、10代目の奥様が今もお店してはります
魂は生き残ってますね
さらに職人さんたちは大阪・田辺の大阪錫器に移り、
今でも伝統は受け継がれています
お店の奥にある錫器の徳利、タンポなど解説して頂きました
ありがとうございます
木札(お酒の伝票)も味わい深いです
ぐい呑は、かっこよく飲める工夫がなされているんですよ
この内側の角度・・・
これくらいが、ちょうど男前に”ぐいっ”と飲み干せるらしいです
二重構造になっているのは、お酒が冷めにくくなる工夫です。
さらに錫器のイオン効果でまろやかな味に
「錫半」と「たこ梅」の絶妙なコラボレーションです
最後は食欲アップな写真です
さぁ、おでん・・・いや「関東煮」食べたくなってきましたよねえ
めちゃ暑い日が続いてるけど
チロリんと錫器で一杯いかが
8月に帰省するからここ行けへん?うまそう。
by 北さん (2010-07-30 23:53)
北さん
行こ行こ!!と言いたいところやけど、15日まで石垣島です。
日あえば是非~(^o^)丿
by Conny (2010-07-31 00:52)
いいですねぇ。老舗ですね。
大阪見聞、広めるためにお気に入りに入れさせて
いただきます^^/
by orange (2010-07-31 08:29)
orangeさん
ありがとうございます!!
めちゃ励みになります(^o^)丿
しかし、orangeさん、大阪にお住まいなのでは!?
Berlinにも居られたようですし・・・またブログじっくり拝見させていただきます(^_^;)
by Conny (2010-07-31 09:57)